石巻で叶える理想の庭づくり。間取りと外構をセットで考える重要性とは

石巻で叶える理想の庭づくり。間取りと外構をセットで考える重要性とは

せっかく石巻でマイホームを建てるなら、天気の良い日にウッドデッキでひといきついたり、子どもたちと庭で遊んだりしたいですよね。そんな理想を思い描きながら間取りを考えている時間は、家づくりの中でも特にワクワクする瞬間だと思います。しかし、いざ家が完成してみると「庭が狭くて思い通りの使い方ができない」「外からの視線が気になって、せっかくの庭に出る機会が減ってしまった」というお声を耳にすることがあります。そのお気持ち、本当によくわかります。実は、こうしたお悩みの多くは、建物の間取りと庭(外構)を別々に考えてしまったことが原因であることが多いのです。今回は、暮らしやすさを高めるために、間取りと外構をセットで考えるべき理由と、その工夫についてお話しします。

なぜ間取りと庭(外構)は「同時進行」で考えるべきなのか

多くの場合、家づくりは「まず建物の間取りを確定させてから、予算の残りで庭や外構をどうするか決める」という順番で進みがちです。私の住宅街でも大手住宅メーカー・ビルダーの建てた住宅の殆どがこのパターンです。しかし、この進め方にはいくつかの落とし穴があります。

例えば、リビングの大きな窓から外の景色を楽しもうと計画していたのに、実際に住んでみたら道路を歩く人や隣家からの視線がダイレクトに入ってしまい、一日中カーテンを閉め切ったまま生活することになってしまうケースです。(我が家は生け垣が2mあり中が殆ど見えません—防犯上外から誰がいるか見えない、車の視界を妨げる、葉の剪定作業がある、近所に枯れ葉が行くなどの問題あり—コーギーがなんとか役に立っています。—これは、間取りを決める段階で「外からの視線を遮るフェンスや植栽をどこに配置するか」という外構の視点が抜けていたために起こります。

また、予算の配分という面でも同時進行は欠かせません。建物の計画だけで予算を使い切ってしまうと、外構に回せる資金が足りなくなり、引き渡し後に「駐車場が砂利のままで、雨の日に靴や玄関が泥だらけになってしまう」といった不便を抱えることにもつながります。建物と外構をトータルで計画することで、必要なところにお金をかけ、削れる部分は削るという、無理のない資金計画が可能になります。

暮らしやすさが劇的に変わる、間取りと外構の「つながり」の工夫

暮らしやすい住まいを実現するためには、家の中と外を「ひとつの空間」としてつなげて考えることが大切です。ここでは、設計時に意識したい具体的なポイントをいくつかご紹介します。

「外からの視線」と「窓の位置」をセットで設計する

リビングやダイニングに大きな窓を設ける際は、必ず「その窓から外の何が見えるか」「外から中がどう見えるか」をセットで考えます。例えば、お隣の窓や道路と視線がぶつかる位置には、目隠しとなるフェンスや、季節を感じられるシンボルツリーを配置する計画をあらかじめ間取り図に落とし込んでおきます。これにより、カーテンを開けて開放的に暮らせるリビングが実現します。

家事動線と外構動線をリンクさせる

洗濯物を外に干す場所や、ゴミの仮置き場、自転車置き場へのルートなど、日々の家事や生活の動線も外構と深く関わっています。脱衣室や勝手口から外の物干しスペースへ段差なくスムーズに出入りできるか、買い物から帰ってきたときに駐車場からパントリーへ重い荷物を運びやすいかなど、建物の中の動きと外の動きをシームレスにつなぐことで、毎日の暮らしのストレスを大きく減らすことができます。

石巻の地域特性に合わせた庭づくりのポイント

石巻での家づくりにおいては、地域の気候や周辺環境に合わせた庭づくりも重要です。特に冬場の寒風や、海に近いエリア特有の風への対策は、快適性を左右する大切な要素となります。

例えば、風が強く吹き抜ける場所では、風よけとなるような植栽の配置や、頑丈なフェンスの計画が効果的です。また、冬場の日射を遮らないように、落葉樹を南側に植えることで、夏は日差しを遮り、冬は暖かい光を室内に取り込むといった自然の力を活かす工夫も考えられます。

さらに、石巻は車社会ですので、家族の人数分の駐車スペースをどのように確保するかも重要なテーマです。将来的に子どもが車を持つ可能性なども視野に入れながら、コンクリートを打つ範囲と、将来的に庭として活用できる土のスペースのバランスを事前に整理しておくことで、ライフステージの変化にも柔軟に対応できるようになります。

まとめ

「庭ついて考える」について。建築家の本から、庭についての抜粋です。「建築はほほえむ」(著 松山巌)

—にわ【庭】① 敷地の中に木桁空間、木や草花を植え、池泉を造ったりして、生活に広がりや情緒を添える。

② 何かが行われるところ、かつては神事、公事の行われる場所、なりわいのための狩猟、漁猟、農作業などをする場所を広くさした。③ 家の入口、台所などの屋内にある土間、各地の方言としても残る④ 家庭⑤ 広い海面、「大辞林」にある「庭」の定義から用語例を抜いて引用した。庭は、単に①の定義にあるように、眺めるための飼いならされた自然を意味するだけではない。③のように、接客あの場であり、②のように「何かが行われるところ」であった。

集合住宅では各住戸は庭をもつことはできない。代わりにベランダをもつ。ベランダはかつて住まいがもっていた庭の名残だろう。しかしそれは庭でははい。住居のみならず、あらゆる建物は庭を必要とするのではないだろうか、庭はその建物に集う人たちのための「入り口」であり、集う人たちによって「何かが行われるところ」だからだ。一つ一つの建物には、外へと繋がるべき小さな場が必要とされているのではないだろうか。私たちは、草花や木々や池がある庭を眺めるとき静かな時間を取り戻す。庭を持たない人でさえ、路地で植木を育て、ベランダで草花を愛でる。草花や木々や池は、いつの時代にあっても育て、愛でるにはゆっくりとした時間を要する。工業製品化されることはない自然が私たちに発信し、気付かせることは、芽生え、生長、枯死、そして再生という生物のリズムであり、四季という季節のめぐりであり、過去、現在、未来を結ぶ時間の流れなのだ。―――――ただの庭でも実は大きな意味を持っています。家庭という感じが「家」と「庭」とあるように家には庭があって、春には花が咲き夏には緑が栄え、果実を収穫し、秋には紅葉し、冬には落葉する。そしてまた次の春には花が咲きます。このリズムを感じることで家庭の営みとなって繋がっていきます。

理想の庭づくりは、単に「家が建った後に緑を植える」ということではありません。家の中から見える景色や、日々の家事のしやすさ、そして家族が安心して過ごせるプライベートな空間を、建物と庭の境界線をなくして一緒にデザインしていくことで、本当に居心地の良い住まいが完成します。これから間取りを考え始める方は、ぜひ「窓の外にどんな景色をつくりたいか」という視点も一緒に持ちながら、一歩ずつ計画を進めてみてください。

ウイングホームは宮城県石巻市で注文住宅(新築・建替え)、リフォーム、リノベーションを行っております。お住まい・不動産のこと、相続のことで何か困ったこと、相談したいことがありましたらお気軽にお問合せください。

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