石巻市で広いLDKを作るなら壁を残すことも大事?家族が快適に暮らせる間取りの工夫
開放的な広いLDKを目指す際、あえて「部分的に壁を残す」計画にすることが、音や視線のストレスを減らし、家族みんなが快適に過ごせる間取りへの近道になります。
家づくりで多くの方が憧れる「広々としたLDK」。ご相談をお受けするなかでも、「家族が集まるリビングはできるだけ仕切りをなくして開放的にしたい」というお声はとても多いです。そのお気持ち、よくわかります。家族の気配を感じながらゆったり過ごせる大空間は、とても魅力的ですよね。
ただ、すべてをひと繋ぎの空間にしてしまうと、暮らし始めてから「家族の視線が気になって落ち着かない」「テレビの音とキッチンで作業する音が混ざってうるさい」といった、ちょっとした使いづらさに気づくことがあります。そこで今回は、広い空間の良さを引き立てつつ、暮らしやすさを高める「壁の残し方」について考えていきましょう。
なぜ広いLDKにあえて「壁」を残す設計が必要なのか?
LDKの壁をすべて無くして大きなワンルームにすると、開放感は抜群ですが、生活のなかでいくつかの不都合が生じることがあります。
広い空間をつくる際に、壁を残す視点が大切になる主な理由は以下の3つです。
- 音と視線の整理:キッチンで出る水はねや換気扇の音と、リビングでテレビを見る音が重なっても、柱や袖壁がひとつあるだけで音が遮られやすくなります。また、来客時にキッチン周りの手元や生活感をさりげなく隠す効果もあります。
- 家具の配置しやすさ:壁がまったく無い大空間は、ソファやテレビボード、棚などを置くための「背もたれとなる壁」が不足し、家具のレイアウトに頭を悩ませることがあります。
- 構造的な安定感:耐震性を高めるためには、家全体でバランスよく耐力壁(家を支える重要な壁)を配置する必要があります。広さを優先しすぎず、必要な場所にしっかり壁を配置することは、住まいの安全性にも直結します。
仕切りを完全になくすのではなく、「見せる場所」と「少し隠す場所」を壁で分けることで、空間全体の居心地が格段に良くなります。
完全なオープン空間で後悔しやすいポイントとは?
壁をつくらずに広いLDKを叶えたものの、実際の暮らしでストレスを感じてしまうケースには、いくつか共通したパターンがあります。
たとえば、お子さんがリビングで宿題や勉強をしている時、同じ空間でテレビがついていると集中しにくくなるといった悩みです。空間が完全に繋がっていると、家族がそれぞれ別の時間を過ごしたい時に、互いの動作音や光が干渉しやすくなります。
また、料理のにおいや油はねがリビング全体に広がりやすい点や、エアコンの風が空間全体に行き渡るまでに時間がかかりやすい点も、住んでみてから気づくことが多いポイントです。開放感だけを追求してしまうと、日々のちょっとした「使いづらさ」につながることがあるため注意が必要です。
家族全員が心地よく過ごせる「ちょうどいい壁」の工夫とは?
では、開放感を損なわずに、快適さを守るためにはどのような壁の残し方をすればよいのでしょうか。おすすめの工夫をいくつかご紹介します。
手元を隠す腰壁や袖壁の活用
対面キッチンの前に少し高めの腰壁を立てたり、コンロの横に浅い袖壁を設ける方法です。LDK全体の視線は通り抜けつつも、調理中の手元やシンクの中がリビング側から見えにくくなります。ダイニングからの視線をさりげなく遮ることができるため、急な来客時にも慌てずに済みます。
半個室をつくる「コーナー壁」の配置
LDKの一角に、L字型やコ字型の小さな壁を立ててワークスペースや小上がりの畳コーナーを作る工夫です。上部の空間はリビングと繋がっているため開放感は保たれますが、壁に囲まれたこもり感が出るため、在宅ワークや読書、お子さんのお昼寝スペースとして落ち着いて使えます。
室内窓や格子の取り入れ
完全な土壁ではなく、上部にガラスを入れた室内窓や、木製の格子壁を設置するのも効果的です。光や風を通しながら空間を緩やかに仕切ることができるため、圧迫感を出さずに視線や音を調整できます。
後悔しない間取りづくりのために意識したいこと
間取りを考えるときは、「図面上でどれだけ広く見えているか」だけでなく、「そこで家族がどんな時間帯に、どんな過ごし方をするか」を具体的にイメージすることが欠かせません。
広い空間をただつくるのではなく、必要な場所に「ちょうどいい壁」を添えることで、家族が同じ空間にいながらも、それぞれの時間を快適に過ごせるようになります。まずはご家族で、LDKでどんな風に過ごしたいかを話し合ってみてください。
参考にこちらの記事もご覧ください。⇩ *youtubeチャンネルは音が出ます*
優良工事店ネットワーク「壁を抜いてLDKを広くできる?壊せる壁・壊せない壁を建築士が解説」
すばこと「間仕切り壁のメリットを活かせば空間はもっと有効に使える」
Note-RE_LIFE記事「この壁を抜けば、広いLDKにできる」は、購入前にどこまで分かる?
youtubeチャンネル-カジマ社長の家づくりでライフデザイン「敷地が狭くても大丈夫!LDKを実際よりも広く見せる裏技」
youtubeチャンネル-Re:CENOインテリア「空間を広げるプロのレイアウト術。」
コトデザイン「広いLDKにしたい。壁をなくす前に考えたい三つのこと」
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